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自動ステージ
自動液滴作成
上面観測
接触角計
界面張力計
Auto Stage move
Auto Dispense
Top View
Contact Angle
Interfacial tension
ぬれ性評価装置(接触角計)

LSE-A210T

特許取得:第4646009号
●機能概要●
  • 上面観測
  • 接触角
  • 界面張力
  • XYZ自動ステージ
  • 自動液滴作成
(上面観測対応の自動ぬれ性評価装置)LSE-A210T
主な特長
全自動測定
LSE-A210系には装置の後ろに設置できるスリムなコントローラが付属します。最小限の設置スペースで測定に支障がない配置のため作業台の圧迫感もありません。
LSE-A210C(A210用コントローラ)の画像

XYZステージとオートディスペンサLDA-100Dの制御を行うコントローラにより、『液の作成から着液、測定、次の測定点への移動』を自動制御し、多点連続測定を行うことができます。

しかも、XYZステージは手動操作にも対応していますので、付属のマニュアルディスペンサを使用することで、手動操作で簡易に測定することもできます。
オートディスペンサ
LSE-A210系にはオートディスペンサLDA-100Dが付属します。
LDA-100D(オートディスペンサ)の画像

指定液量の吐出だけでなく、吐出速度も変更できるディスペンサです。

ディスペンサ自体に吐出吸引スイッチがあるため、片手で液の吸引と吐出の操作ができます。液の充填や補充、シリンジ内の気泡抜きの際に特に重宝する機能です。
XYZステージ
LSE-A210T/A110Tでは、XYZ軸の3方向に移動するステージを搭載しています。このためステージ面の任意の点を測定することができます。
XYZに移動することで任意の測定点に移動させることができます。
画像解析ソフトウェア 付属
画像解析ソフトウェアi2win.nが付属しています。
i2win.nは入力画像に対して自動で測定を行います。
標準で『接触角測定』と『界面張力測定』のライセンスが付属します。

またオプションで『拡張収縮測定』と『表面自由エネルギー計算』のライセンスが追加可能です。
界面張力測定
LSE-Aシリーズには標準で『界面張力測定』のライセンスが付属します。
界面張力の測定画像
液体の界面張力(表面張力)を測定することで、接触角測定で使用する水などの液体の状態を確認することができます。

例えば、接触角の測定で液体として水を使用する場合に、事前に界面張力(表面張力)を測定することで測定の確からしさを向上させることができます。
界面張力(表面張力)の値が基準値(文献値等)から著しくずれている場合、シリンジの洗浄が不十分であるか、水自体が汚染されている可能性が疑われます。

液体の品質を保つことで、接触角が異常値を示す要因を排除することができます。
接触角を測定する目的は固体表面のぬれ性評価となりますが、液体試料の状態を管理することは、接触角測定値の確からしさを保つ意味でも重要になります。
上面観測
特許取得:第4646009号
上面から観測することで、接触角だけではない別の指標に気づくことがあります。LSE-A210T/A110Tでは、標準機能として真円度・ぬれ面積・周囲長といった指標を見ることができます。
上面と側面の比較画像~側面できれいな接触角が見えていても、上面では歪に見えることがあります。(LSE-ATシリーズ)
例えば、ぬれ現象を側面から見るときれいに均一にぬれているようでも、上面から見たら、実はいびつにぬれていた、ということがあります。
上面と側面の比較画像(きれいなぬれ/いびつなぬれ)
従来の側面を観測する接触角測定では、このようなぬれ現象の違いを知りうる手段はありませんでした。
上面観測では、上からのぬれ現象の観察という新たな視点を提供すると共に、液滴を側面からとらえた接触角・液径・液高・液量に加え、上面からとらえた真円度と、ぬれ面積による評価が可能です。


主な仕様
LSE-A210Tの主な仕様
試料ステージサイズ[mm]
100×100
試料最大厚[mm]
39
試料許容奥行[mm]
200
X軸可動範囲[mm]
120
Y軸可動範囲
100
Z軸可動範囲[mm]
22
ステージ操作
自動/手動
ディスペンサ
自動/手動
上面観測
あり
視野
標準
装置寸法[mm]
装置:257(W)×465(D)×432(H)
コントローラ:245(W)×89(D)×272(H)
付属ソフトウェア
i2win
測定ライセンス